ROCKSTONEの2025年度新作「木花佐久夜意須」SAKUYA SIDE CHAIRが、大変光栄なことに2025年度グッドデザイン賞を受賞しました。
審査委員評価(グッドデザイン賞コメント)
国産広葉樹である山桜を用いた木製椅子は、日本の伝統建築に通じる簡素で無駄のない造形が大きな魅力である。
細部まで丁寧に作り込まれたディテールは、全体の完成度を高めるとともに、椅子として十分な強度を確保しながら軽量なフレーム構造を実現している。
座面には丈夫でしなやかな真田紐を用いた仕様もあり、和の風合いと快適な座り心地を兼ね備えている。
機能性と美意識を高い次元で融合させたこの椅子は、日常使いはもちろん、空間に上質な印象をもたらすアクセントとしても優れている。
特徴
- 文化の継承。数寄屋造りに習う簡素で嫋やかな造形と織物や木加工の伝統技が織りなす日本的なデザイン。
- 固さと粘り強さを持つ山桜が限界にまで細いフレームを可能にし、世界最軽量級(1.7kg)の椅子を実現。
- エシカル。国産広葉樹及び石油系に替わる自然由来のクッション材等、構成部材すべてが自然素材。
受賞企業
株式会社ロックストーン
デザイナー
岩倉秋夫
受賞番号
25G100776
国産材の活用を軸に、サステナビリティを意識した設計思想、古き良き日本の美意識を盛り込んだ様式美。
マーケティング視点を入れず、世界に発信していきたい。こういうものが欲しいという純粋な想いが詰まったシリーズだけに、喜びもひときわ胸に沁み入ります。
引き続きROCKSTONEは、日本の素材と技術をいかした家具づくりを通じて、暮らしと空間に上質な体験をお届けしてまいります。
今後とも変わらぬご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。